健康に気をつけている方や筋トレをしている方にとって、鶏肉が体に良いことは有名ですよね。
しかし、鶏肉がどうして体に良いのかご存知の方は多くないでしょう。

そこで今回は、鶏肉に含まれている栄養に加え、その鶏肉を使う料理として鶏ちゃん焼きを紹介します。

□鶏肉に含まれるタンパク質や他の栄養についてご紹介

＊タンパク質

鶏肉は、必須アミノ酸をバランス良く含む良質なタンパク質が含まれています。
「アミノ酸スコア」とは、タンパク質内の必須アミノ酸を評価する指標であり、最高値の100を示す鶏肉は、体内で効果的に利用されるのです。
鶏肉のタンパク質はエネルギー源として利用されるだけでなく、筋肉の増強や体調の調整にも適しているといえます。

＊ビタミンB6

ビタミンB6はタンパク質や脂質、炭水化物の代謝に関与し、特にたんぱく質の代謝を助けます。
タンパク質の摂取量が増えると必要量も増えるため、不足すると湿疹や皮膚炎、口角炎、舌炎などの症状が現れる可能性や貧血も引き起こすことがあります

＊ナイアシン

ナイアシンは、エネルギー産生や栄養素の代謝に関与しているビタミンB群の一種です。ニコチン酸やニコチン酸アミドという形で、植物性食品や動物性食品から摂取されるほか、トリプトファンという必須アミノ酸からも体内で合成されます。

□栄養満点の鶏肉を使った鶏ちゃん焼きって？

「鶏ちゃん」とは、下呂市や郡上市を中心に食べられている地方料理で、鶏肉をシンプルなタレで漬け込んでキャベツと一緒に焼いて食べます。
地域やお店、家庭によって味が異なり、味噌味やしょうゆ味、塩味などの違いや肉の種類やタレの違いによって多様な味が楽しめるのも魅力です。

鶏ちゃん焼きで使う肉の種類には若鶏と親鶏があり、若鶏はモモ肉やムネ肉を使用し、親鶏は肉だけでなくモツも入れることがあります。
鉄板で鶏肉とキャベツを焼くだけの簡単な料理で、焼くときには既にタレがついています。
追いダレをつけることもありますが、郡上では元々焼き肉店から広まったので、タレをつけずに食べる流儀も残っているのです。

また、鶏ちゃんを提供する飲食店では、ジンギスカン鍋にクッキングペーパーを敷いて焼く店や平たい土鍋で提供する店があります。
さらに、鶏ちゃんに他の料理を組み合わせてミックスで食べる店も存在し、鶏ちゃん文化の特徴は多様な食べ方にあるといえます。

□まとめ

鶏肉は、アミノ酸を多く含む良質なタンパク質を持っています。
また、タンパク質以外にもビタミンB6やナイアシンといった豊富な栄養が含まれているため、健康に気をつけている方におすすめです。

また、鶏肉を使った岐阜の郷土料理として鶏ちゃん焼きがあります。
簡単に美味しく食べられるため、食べられる機会があればぜひ試してみてくださいね。